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見たいものは自分で決める!ウザい広告やバナーをコントロールするコツ教えます

はじめに:自分には合わないな…と思う広告を、どうにかしたい


20161101_01_koukoku_web_pc.png
一画面に同じ広告がビッシリ、というのも困りますよね…。

こんにちは、サチラボ編集部のmoeです。
みなさんはPCやスマホのバナーの中で「これを何度も見るのはイヤだな」と感じる広告を見かけたことはありませんか?たとえば、残虐なシーンを連想させる広告や、さっきまで見ていたサイトの広告がどのサイトに行っても追いかけてくる…といったものです。
刺激的なコピーやクリエイティブは確かに関心を惹きやすく、クリックされやすいのはわかるのですが、あんまりこういうのばっかり出てくるのはちょっと……と思ったことはあるのではないでしょうか。
通販サイトなどで商品をチェックした後、他のWebサイトに移動してもずっとそのサイトのバナーがあちこちで表示されて「もう私を追わないで!」と叫びたくなることもあるでしょう。好きな通販サイトでもちょっとウンザリしそうなのに、たまたま閲覧しただけのお店だと、余計にここでは買い物したくないな、と思うこともあるのではないでしょうか。
広告は、Webサイトやサービスの収益を支えることからメディア運営に欠かせないものとして設置されています。かといって、イヤな表現や手法の広告ばかりだと、ネットを見ること自体にウンザリしてしまいます。
そこで今回は、「表現や内容がイヤだと感じる広告」と「追いかけてくることに抵抗を感じる広告」の2つを調整する方法をご紹介します。


1:内容が自分に合わない広告は「×」ボタンで報告しよう


その前に:どうしてこうなっているの?


まず初めに、現在「バナー広告」と言われているものの多くは、Webサイトが設置した広告枠にそのサイト専用で特定の広告バナーを貼っているわけではありません(例外あり)。
現在主流となっているバナー広告は「アドネットワークという仕組みを通じてさまざまなWebサイトへバナーが配信され、かつ訪問したユーザーによって異なる内容が表示される」ものとなっています。
ここでは、以下のように簡単に説明します。



  • ◎アドネットワーク…複数のメディア(Webサイト)の広告枠と提携し、その提携先に広告主のバナーを大量かつ広範囲に配信する仕組みのこと

  • ◎広告枠…Webサイトの多くで見られる「スポンサードリンク」や「スポンサード」としているエリアのこと。「スポンサー」の表記がないタイプもあります。

  • ◎訪問したユーザーのデータ…この記事をご覧になっているあなた自身の「Web上の行動データ(※)」のこと。
    (※) Web上の行動データ…名前や細かな住所など個人を特定するデータではなく、主にWeb上での性別/言語/国や大まかな地域/どのWebサイトから来たか/普段どんなSNSやWebサービスを使っているか、などが取得されます。これらのデータを「バラバラにして」、カテゴリが作成されます。


自分に合わない内容のバナーは配信設定のミスマッチが原因。


あなたが見ているサイトで、自分にとっては表現や内容が合わないバナーが出てくる一番の理由は、広告バナーを「どのサイトで」「どんなタイプの人に」配信するか、その設定がミスマッチであったことが挙げられます。


配信設定がミスマッチしている状況をイメージしてみる


わかりやすくするため、漫画を配信するサイト(仮にAとします)の配信イメージを例に挙げてみましょう。
Aのサイトでは少年向けから大人の女性向けまで、さまざまな漫画作品を扱っていますが、その中でも特に人気のタイトル「Z」をバナーに使い、新しい会員を増やそうと考えているとします。
Aのサイトで人気の「Z」は、ショッキングなシーンが多いながらストーリーが評価されており、R15指定の作品です。


では、作品「Z」をきっかけに「Aのサイトの存在を知ってもらう」「Aの会員を増やす」目的でバナーとしてアドネットワークに配信した場合、どうなるのでしょうか。さらに、配信を設定する人は「できるだけ多くのユーザーに見せて会員登録の機会を増やす」ことが目標だった場合の運用をイメージしてみましょう。


ここでは「漫画やゲームが好きな人」という大きなカテゴリだけで多額の予算をかけ、配信設定をしたとします。この設定のみだと、その広告はWebサイトの傾向や表示する時間帯、行動上で推測できる大まかな年齢層などもわからないまま、あらゆる漫画紹介サイトやゲーム攻略サイトなどの広告枠に表示されることになります。
これにより、ほのぼのした作品が好きな人が新作漫画の紹介ブログを開いたとき、全く趣味に合わない過激な作品が表示されてしまうというミスマッチが起こります。ユーザーが感じるのは「強制的に注意は向くが、興味が湧くどころか嫌な思いをする」というストレスです。


さらに、ブラウザのシークレットモードなどでCookieや履歴情報が記録されていないと、「どんなタイプの人がこのバナーを観るのかわからない」「Cookieを残したくないような理由でブラウザを利用している」と判断されます。その結果、配信設定は無視されやすくなり、全く趣味に合わないどころか、過激な内容のバナーが表示されることもあります。
別にシークレットモードを使っているからといって、人に見られたくないサイトばかりを見てるわけではありません。Web業界に限らず仕事や作業の都合上Cookieを消す必要があったり、シークレットモードを使って家族でデバイスを共用したりすることもあるでしょう。
そこで、バナーを「報告」して表示される内容をコントロールすることが重要になってきます。


もう見たくないバナーは「報告」しよう!


ウザいと感じるバナー広告が出てきたときは、次の手順で対処してみましょう。
多くのバナー広告には「×」ボタンやマークがついています。とてもわかりづらいのですが、このボタンがカギとなっています。


20161101_02_アドセンスバナーのiボタンとxボタンに注目.jpg
右のバナーがここ数日、ずっと表示されています。

このバナーについている「×」ボタンを押すと、こんな表示がでてきます。


20161101_03_アドセンスバナーのxボタンを押すと.png
「問題がある広告として報告」というボタンが出てきます。

それでは「問題がある」と報告してみましょう。


20161101_04_アドセンス「問題がある広告」ボタンを押すと.png
4タイプの報告ボタンが出てきました。

イヤな表現のバナーではなかったので、「何度も見た」をクリックします。もし、過激な表現だった場合は「不適切なコンテンツ」をクリックしましょう。


20161101_05_アドセンス「何度も見た」ボタンを押すと.png
「広告が終了しました」という報告が表示されました。

これで、今後しばらくはこのバナーは表示されません。
ただし、以下の点に注意です。



  • Cookieや履歴をもとに「このブラウザ(またはID)に配信してはいけないんだ」と覚えてもらっている

  • そのため、シークレットモードを使っていた場合、デバイスを立ち上げ直すとまた出てくることがある

  • Cookieの保存期間が条件となるため、一定日数経つと表示されることがある


現状では、PCでもスマホでもこのマークがとても小さくてクリックしづらいことは良くないのでは?と感じています。私としては、もう少し大きなサイズにするなど、わかりやすいデザインになってほしいと思います。


20161101_06_アドセンス_これもxボタンあり.png
バナーの右上をよく見ると「×」ボタンがあります。

この方法はSNSのプロモーションでも対応できます。


過去に話題となった「突然プロモツイートでエッチな広告が!?」という緊急事態に陥ったときはお試しください。


20161101_07_TwitterADの場合.png
Twitterのプロモツイートの場合は赤枠内の「×」ボタンから報告します。

2:もう追いかけてきてほしくない広告は「オプトアウト」で調整しよう


続いては「あまりにも追いかけてくる広告」の調整です。
通販サイトを見に行ったら、どこまで行ってもそのサイトのオススメ商品がバナーになってついてくる……。よく使うサイトであれば「あそこでまた買おうかな」と思うときもありますが、偶然訪問しただけのサイトがどこまでもついてくるのはウンザリすることもあります。


では、どうしてこのバナーは追いかけてくるのでしょうか? それは、配信する人や範囲をうまく調整できていないバナーと似たことが起こっているからです。
こちらの広告の場合は、サイトを訪問したユーザーに合わせて内容をカスタムして配信しているものの、「リターゲティング(リマーケティング)」による配信回数や範囲が調整できていないことが考えられます。


リマーケティング(リターゲティング)とは?


過去に、特定のWebサイトを訪問したことのあるユーザーをターゲットとして、同じアドネットワークを設置している他のWebサイトにも広告を掲載できる機能のこと。
Cookieという識別子を使って、ユーザーの閲覧情報をストックしています。マーケティングをもう一度行うのでリマーケティング。または、ターゲットとしていたユーザーをもう一度ターゲット対象にするので「リターゲティング」とも呼ばれます。
この広告に対しては、オプトアウトによって配信を調節します。


「オプトアウト」とは?


「離脱する、脱退する、抜け出る、手を引く、断る」などの意味。Web広告では収集されたデータを使ってバナーをカスタムされることをブロックすることを言います。
オプトアウトにはメリットとデメリットがあります。



◎オプトアウトを行うメリット

過去に訪問または利用したサイトの広告が配信されなくなるため、何度も同じバナーを見なくて済む。下着など人に見せたくない買い物をしたとき、他の人にブラウザを見られても恥ずかしい思いをする可能性が低くなる。



×オプトアウトを行ったことによるデメリット

あくまでもオプトアウトしたサイトの広告のみ配信停止となるため、全く関連性のない広告が配信されることもある。したがって、オプトアウトをする前以上に興味の湧かない広告になる可能性はゼロではない。一定期間が経過してから同じサイトを訪問すると、またリターゲティングされることもある。


オプトアウトの手順


まずは、サイトを訪問したあと広告が表示されるケースを見て行きましょう。


20161101_08_ついてくる広告_ラグ通販サイトの例.png
通販サイトのページを訪問したあと、違うサイトに移動してみます。

すると、このようなバナーが登場しました。


20161101_09_付いてくる広告の例.png
さっきまで訪問していたサイトのおすすめ商品を紹介するバナーが表示されました。

ここで、AdSenceの報告のように右上にある「△(右向きの三角)」ボタンをクリックします。


20161101_10_付いてくる広告の例_クリテオ.png
レコメンド広告を配信しているサービスのページに移動しました。

現在表示されているバナーのプレビューとともにいろいろと書かれていますが、ここで書かれているのは次の通りです。



  • 現在リターゲティングしているレコメンド広告について

  • アドネットワーク提供企業の個人情報保護方針

  • バナーを無効化する方法

  • 広告プラットフォームについて


なぜこのサイトの情報が配信されているのかを知るには、このような説明ページを見てみましょう。
参考:Criteo プライバシーポリシーについて


今回は、この広告を完全に無効化します。


20161101_11_付いてくる広告を無効化する.png
これらのバナーを完全に無効にする方法:の「こちらをクリックしてください。」をクリック

20161101_12_クリテオ完全無効化ページ - コピー.png
プレビューがなくなり、先ほどのバナーはこのブラウザでは表示されなくなりました。

まとめ:対処法はゼロではありません


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
それでは、これまでの手順をおさらいしましょう。


イヤな表現や内容と感じたバナーは……



  1. バナーの右上に「×」ボタンがあればクリックする

  2. 「問題がある広告」として報告する

  3. 問題と感じた内容を選択して、配信を停止する


あまりにも広告が追いかけてくると感じたら…



  1. 広告を配信するプラットフォームの管理画面に移動する

  2. 「(一時的または完全に)無効化をするにはこちらをクリック」をクリックする

  3. 「こちらをクリック」で、無効化する。


ユーザーにとっての使いやすさを考えるのも大切なこと


今回対象としたアドネットワークやサービス以外にも、調整機能が設定されているものはいくつかあります。しかし、現状は「×」ボタンが小さすぎるなど、ユーザーが不快に感じる内容であってもきちんと報告をすることはまだまだ難しいと感じます。
「面白そうだからチェックする」「興味がないからスルーする」そして「もう見たくない」のいずれかを選択しやすくすることで、広告のクリエイティブや配信設定を考えるきっかけにもなるのではないでしょうか。


メディアを支える広告と、広告とメディア両方を見る読者、それぞれがより良いサイクルを作れる仕組みになることで、インターネットがより使いやすくなれば良いと考えています。

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